どれくらいの頻度でバスタオルを洗えばいいんだろう?
と、お悩みの方のために、まずは早速、世の中ではどのくらいの頻度でバスタオルが洗われているか、ウェブ上の6,573人のアンケート結果をまとめてみました!
半分以上の人は毎日だけど、残りの4割はバスタオルを2回以上使ってから洗ってるんだ!
大きくてかさばって洗濯が大変なバスタオルの交換頻度を減らしたいと思っていたんだけど、私も2日に1回とかに変えられるかな…
私も同じ悩みを抱えていました。
バスタオルはかさばるし、洗うのも干すのも大変だから、毎日洗わなくてもいいんじゃないか、と。
ですが、結論から申し上げると、入浴後に身体を拭いたタオルは毎回取り替えて、洗濯したほうが良いのです。
じゃあずっとこの大変さを続けなければいけないの~!?
毎日家族のバスタオルを交換してたら、洗濯地獄に落ちちゃうよー!
絶望するのはまだ早いです。
あなたは、「入浴後に身体を拭くもの=バスタオル」と思い込んでいませんか?
唐突ですが、ここでかつてマリー・アントワネットが言ったとされる言葉を思い出してみましょう。※
パンがなければ、ブリオッシュを食べればいいじゃない!
この言葉を、いまの私たちに置き換えると以下のようになるでしょう。
バスタオルの洗濯が大変なら、フェイスタオルを使えばいいじゃない!
この記事では、バスタオルの代わりに約1/3の大きさのフェイスタオルを使うことで、洗濯物を減らしつつ、毎日身体を拭くタオルの清潔さにも妥協しない方法について書いていきます。
バスタオルを洗う頻度を減らしたい?その心理と問題点
私自身もかつて同じことを考えていたのでよーくわかりますが、そもそもバスタオルをついつい2回、3回と使いたくなる心理には以下のようなものがあげられます。
- バスタオルは大きくてかさばるので、入浴するたびに交換すると洗濯物が増える
- 洗濯をする回数が増えるのはめんどくさいし、電気代、水道代もかかってしまう
- バスタオルは干すときも場所を取るし、特に梅雨や冬の時期は乾きにくくて嫌
- そもそもお風呂上がりのきれいな身体を拭いているのだから、タオルも汚れていないのでは?
これらの心理的葛藤の中で、注目すべきは最後の点です。
身体を拭いたあとのタオルが汚れていないのだとしたら、たしかに毎回バスタオルを洗ってきれいにする必要はありません。
この疑問については、次の衛生微生物研究センターの調査結果が回答を出しています。
バスタオルは毎日洗わなくてもきれい?調査結果が突きつける残酷な事実
衛生微生物研究センターによれば、2回、3回と使ったバスタオルは、以下のように衛生的とはとても言えない代物になります。
タオルの使用環境によっても影響はあるようですが、
使用直後のバスタオルには1枚当り数十~数百個くらいの雑菌(主に使用者の体に由来する細菌)が付いていました。
衛生微生物研究センター https://kabi.co.jp/how-many-times-bath-towels/
そのタオルを3日間洗濯せずに使うと、細菌数は数万~数億個に増加しました。
まず、お風呂できれいにしたはずの身体にも雑菌は残っており、入浴後のバスタオルにも付着することから、バスタオルを毎日交換しないという前提は崩れます。
そして、身体を拭いた際に水分と一緒にタオルに付着した微量の汗や皮脂、皮膚の一部を栄養に、雑菌はバスタオル内に爆発的な勢いで繁殖していきます。
2日目のデータはないけど、この増え方だと数千~数百万の雑菌がうじゃうじゃしてそうだね。
そんなタオルで身体を拭いたら、せっかくきれいにした身体が逆に汚くなりそう…
たとえば、バスタオル内に繁殖するモラクセラ菌は、いわゆる雑巾のような臭いの原因で、菌がついたタオルを介して身体に臭いも移ってしまいます。
また、その他の雑菌であふれた不衛生なタオルは、ニキビや出来物、ものもらいの原因にもなります。
これらのことから、身体を拭くタオルは、毎日清潔なものに交換したほうが賢明であることがおわかりかと思います。
バスタオルを毎日洗い続けるしかない?洗濯頻度を減らす一筋の希望とは?
とはいえ、タオルを毎日交換することで、洗濯物が増えてしまうのもそれはそれで問題です。
洗濯する回数が増えれば、それだけ水や電気を使いますし、洗濯物を干したり取り込んだりする時間も必要です。
次のパートでは、入浴後にバスタオルではなく、「フェイスタオル」で身体を拭く選択肢について考えてみます。
少し先回りしてしまいますが、洗濯頻度を減らす効果として、フェイスタオルへの変更は「大いにあり」です。
バスタオルはもういらない?フェイスタオルに変えるメリット、デメリットを洗い出す
顔を拭く用のフェイスタオルで身体が拭けるわけないじゃん。
たしかに、バスタオルに比べて小さなフェイスタオルだけで入浴後の身体を拭き切ることはできないように思えます。
ですが、論より証拠。
まずは次のデータを見てみましょう。
「お風呂上がりに身体を拭くもの」に関する4つのアンケート、15,818人の回答をまとめた結果です。
フェイスタオルだけで身体を拭いている人が2割もいるの!
回答者の2割ですから、人口比で考えれば、日本に住む約2,500万人が入浴後もフェイスタオルのみで済ませていることになります。
バスタオルの代わりに、フェイスタオルを使うことは決して非現実的な話ではなく、少なくない方々にとってすでに日常なのです。
たしかに、思い返してみると、バスタオルで身体を拭いたあとでも、タオルの大半の部分はそんなに濡れていないような…
そのほとんど乾いたまま残っている部分が、バスタオルの余剰と言えるかもしれません。
それに銭湯や日帰り温泉に行ったときなどは、いつもより小さなタオルを持たされたけれど、結構そのタオルで問題なく身体を拭けてしまったという記憶はありませんか?
もしかしたら「入浴後に身体を拭く目的としては、タオルはもっと小さくても良いのでは?」と思えてきたのではないでしょうか。
次にバスタオルをフェイスタオルに変えるメリットとデメリットを考えてみましょう。
バスタオルをフェイスタオルに変えるメリット
バスタオルをフェイスタオルに変えるメリットには以下のようなものがあります。
- かさばらず、洗濯物が増えない
- 干すときも場所を取らない
- 収納時もかさばらず、保管スペースも小さくて済む
- バスタオルに比べて1枚が安価で入手しやすい
- タオルが古くなってくたびれても転用しやすい
フェイスタオルの最大のポイント=コンパクトなサイズ感
フェイスタオルのポイントは、サイズがコンパクトであるという点に集約されます。
平均的なフェイスタオルのサイズは、30cm×80cm前後、重さは100gほどです。
これに対し、バスタオルは60cm×120cm前後、重さは300gほどと、重量ベースで言えばフェイスタオルの3倍になります。
1/3の大きさですから、フェイスタオルを毎日取り替えても3日でようやくバスタオル1枚分です。
毎日洗うことのハードルはぐっと小さくなるでしょう。
また、サイズがコンパクトなことにより、場所を取らず、安価であるという点と、使い古されてもそのまま台拭きや雑巾に転用できる取り回しの良さもメリットです。
バスタオルをフェイスタオルに変えるデメリット
いいことづくめのようにも思えますが、バスタオルをフェイスタオルに変えるデメリットがないわけではありません。
たとえば、私自身の体験ではありませんが、世のフェイスタオル愛好家によると、以下のようなデメリットがあるようです。
- 髪が長いと、1枚のフェイスタオルでは拭ききれない
- 家に泊まるお客さんにはやっぱりバスタオルが必要
- フェイスタオルだとタオルを身体に巻いて入浴後の時間を過ごすことができない
ただ、1番目の髪が長い方については、浴室から出る前に一度、髪の水気を絞っておくことで、フェイスタオル1枚でも十分拭ききれるというご意見もあります。
髪の長さが肩ぐらいの私の場合、髪の水分をある程度しぼってから髪→身体の順で拭くとフェイスタオル1枚で間に合っています。
ゆきちビレッジ https://yukichi42.net/bath-towel
また、2番目のゲスト用については、現在お使いのバスタオルを何枚かそのまま取っておけば良いだけですので、そう大きな問題ではないでしょう。
最後の方については、ご自身が入浴後の時間をどのように過ごしたいかというライフスタイルの問題かと思われますので、洗濯物を減らすか、それでもバスタオルを使い続けるか、どちらを優先させるか決めていただければと思います。
脱バスタオルを試してみれば、洗濯の頻度は少なくなるかも?
これまで見てきたとおり、バスタオルをフェイスタオルに置き換えるハードルはそれほど高くはありません。
まずは入浴後にフェイスタオルで身体を拭けないか、ご家族で一度お試しになってみてはいかがでしょうか?
毎日清潔なタオルに替えて家族の健康を守りつつ、洗濯物の量はこれまでの1/3で済むようになるかもしれませんよ。
お風呂上がり用フェイスタオルのおすすめ2選
ここで、私がバスタオル生活をやめた後、色々試してみた中から「おすすめのフェイスタオル」をご紹介します。
「家にちょうどいいフェイスタオルがない」という方は、ぜひこちらをお試しいただければと思います。
いつまでもふわふわで吸水性抜群なフェイスタオル、タオル研究所 ボリュームリッチ #003
Amazonで4万件近いレビューを集め、評価自体も星5つ中4.5を得ているタオルです。(2023年1月現在)
その商品名のとおり、ふわふわでボリューム感があり、吸水性もバッチリで、お風呂上がりもこのフェイスタオル一枚で十分です。
しかもこのタオルがすごいのは、洗濯を繰り返してもふわふわのボリューム感が減らないこと。
一般的なタオルだと、ふわふわなのは最初だけで、洗濯を繰り返すうち、ごわごわでぺったんこになってしまうものですが、このタオル研究所の「ボリュームリッチ」はそうしたことがありません。
5枚から購入でき、色展開も10色とお好みのタオルが選べます。
「このフェイスタオルを選んでおけば間違いない!」と自信を持っておすすめできる商品です。
「フェイスタオルはちょっと小さいかも」という方はこちらを。タオル研究所 タフネス PRO #005 ビッグフェイスタオル
やっぱり身体を拭くのはもうワンサイズ大きいタオルがいいな
という方におすすめするのは、同じタオル研究所の「ビッグフェイスタオル」です。
サイズは40cm×100cmで、「ボリュームリッチフェイスタオル」の34cm×80cmより一回り余裕のある大きさとなります。
それでも通常のバスタオルに比べ、約2/3の大きさですから、洗濯物の量は確実に減るはずです。
選べる色が3色しかないのがちょっと残念ですが、2枚から購入でき、やっぱり洗濯してもふわふわが続いて吸水性も落ちませんので、「大きめのサイズを試してみたい!」という方にはおすすめのタオルです。
期待は高かったのに残念だったフェイスタオル―hiorie ホテルスタイルタオル
逆に使ってみて残念だったフェイスタオルがこちら。
Amazon評価が星4.3で、3,500件以上のレビュー数があり、18色の多色展開も魅力的で期待していたのですが…(2023年1月現在)
洗濯するたびにふわふわ感がなくなって、肌触りもごわごわに。
それでも身体を拭ききることはできるけど、あえてこのタオルは推せないかなー。
値段もタオル研究所のフェイスタオルの倍近くだったのですが、残念な結果となってしまいました。
お役御免!使わなくなったバスタオルの活用法
「これまで使ってきたバスタオルとお別れするのは罪悪感が…」という方も、以下のようにバスタオルを有効活用する方法がありますのでご安心ください。
- 来客用に数枚残しておく
- 赤ちゃんのスタイなど汚れるものに転用
- 切って掃除用の雑巾等に
- ペットの寝床の敷物に
- 動物保護団体やボランティア団体への寄付
ちなみにバスタオルの活用方法として、「バスマットへの転用」がしばしば紹介されていますが、これはおすすめできません。
一度使ったバスタオル内で雑菌が大繁殖するなら、当然、バスマットの中でも…
現在、布製のバスマットをお使いの方は、珪藻土のバスマットへの変更をご検討ください!
まとめ:バスタオルをフェイスタオルに変えれば、もう洗濯頻度に悩まない
もしこれまで、「入浴後に身体を拭くタオル=バスタオル」という固定概念でなんとなくバスタオルを使い続けていたのだとしたら、ぜひ一度、フェイスタオルに変えられないか検討してみましょう。
必要十分なサイズのフェイスタオルを使うことで、以下のことが実現し、長期的なメリットは計り知れません。
- 毎日の洗濯の量に悩まず、毎回洗いたてのタオルを使うことができるように
- 家庭内の清潔さは保ったまま、洗濯の量、頻度が減り、洗濯にかかる電気代、水道代も減る
- バスタオルに使っていた収納スペースが1/3になり、省スペース化
- フェイスタオルはバスタオルよりも安価で、家計にも優しい
フェイスタオルに変えることで、家計にも地球にも自分にもやさしい暮らしができるようになると思いますよ。
お風呂上がり用フェイスタオルのおすすめ2選+1(再掲)
「これを買っておけば間違いない!」とイチオシのフェイスタオルタオルは、タオル研究所のボリュームリッチ。
5枚セットで10色から選べ、脱バスタオル化のはじめの一歩にぴったりです。
「いきなりフェイスタオルに変えるのは不安」、「やっぱりフェイスタオルより大きめサイズがいい」という方は、こちらのビッグフェイスタオルをお使いください。
フェイスタオルよりワンサイズ大きいものの、それでも一般的なバスタオルに比べれば2/3の大きさ。
確実に洗濯物の量は減ります。
そしてなおも「使わなくなったバスタオルはバスマットにしようかしら」と考え中のあなた、ちょっと待った!
身体を拭いたバスタオルに雑菌王国が作られるなら、バスマットも然り。
珪藻土マットで王国の繁栄を食い止めましょうぞ!(誰)
まだまだある、生活が便利になるもの。そして失敗も
バスタオル→フェイスタオル化のほかにも、生活をより良くするアイディアはたくさんあります。
こちらは私が長年をかけて見つけてきた「人生をはかどらせるもの」のリスト。
リストは日々進化していきますので、ぜひ参考にしてください。
日々を良くする試行錯誤の過程で、もちろん失敗もしています。
そんな苦々しくも恥ずかしい思い出をまとめた記事がこちら。
ただの失敗談ではなく、「こっちを選べばよかった」という正しい選択肢、そして買い物を失敗しないためのポイントもまとめていますので、ご一読を。
それではまた次の記事で!