2021年6月のトライオートETF投資収入実績は560,017円でした

usa_triauto-etf-result トライオートETF実績

2021年6月のトライオートETFの投資収入実績は560,017でした。

トライオートETFでは、アメリカの「ナスダック100」指標の3倍の値動きになるように設計されている「ナスダック100トリプル(ティッカーシンボル:TQQQ)」の自動売買で利益を上げています。

以下が、2021年6月に決済されたナスダック100トリプル(TQQQ)の合計です。

 

銘柄 決済数量 確定損益実績
ナスダック100トリプル 1,068 560,017

先月2021年5月の「決済数量1,939口/損益実績1,298,607円」の実績と比べると、1口あたりの決済利益、決済量がともに急落しました。

この急落は4月、5月と爆益の源泉だった裁量取引に全く手を出せなかったことによるものです…。(くわしくは後述)

トライオートETF実績まとめ(2020年6月~21年6月)

こちらが2020年6月半ばからのトライオートETFの実績と、2021年6月のナスダック100トリプル(TQQQ)のチャートです↓

トライオートETF投資収入実績推移 2020年6月~21年6月(平均618,444円_月)
2021年6月ナスダック100トリプルTQQQチャート
2021年6月のナスダック100トリプル(TQQQ)のチャート。グリーンの線以降が6月です。

6月はほとんどずっとTQQQが上昇していたような気がします。

3月の長期金利上昇が注目されて以降、金利上昇や金融引き締めの気配・思惑に動かされる相場がずっと続いており、「6月こそは具体的な動きが出てきて市場が乱高下するのでは」と思っていたのですが、結果はチャートのとおり、ほぼ一方的な上昇でした。

実際は、金融政策を決定する6月17日のFOMC(連邦公開市場委員会、Federal Open Market Committee)金融引き締めのスタンスが予想以上に強くなっていることが示され、一時的な市場の調整は起きています。
しかし、その後のFRB パウエル議長の火消し発言もあり、振り返ってみれば何事もなかったような上昇に終わった一月でした。

月末にはナスダックもS&P500も最高値を更新!

そんなわけで、乱高下を裁量取引でTQQQの安値ポジションをゲットするチャンスと考え、今か今かと待ち構えた私の1ヶ月は徒労に終わったのです。

ゲットした裁量取引のポジションは見事ゼロ!

裁量取引で金額が底上げされていますが、4月も5月もTQQQの自動売買だけでいえば55万円前後なので、55万円が最近の相場と私の設定のアベレージになるようです。

やれやれ。

トライオートETF×TQQQの利幅設定ごとの利益比較

以下は、利幅のみを変えたトライオートETF×TQQQの週間利益の比較です。
いずれも1単位、1ドル刻みの買い注文の自動売買を走らせています。

よりよいトライオートETFの運用の参考にしてください。

トライオートETF×ナスダック100トリプルの利幅設定ごとの利益_週 210600
2021年1月第5週~6月最終週までの結果。7ドルのみ3月第1週からの集計です。

期間中の平均を取ると、4ドル以上はどの利幅もそれほど変わりませんが、利幅によって利益の出方には違いもあります。
平常時は利幅4ドルの利益が最も高くなることが多い一方、大きな上昇局面では利幅設定が大きいほうが利益も大きくなります。

もう裁量取引に期待するのはやめた。2021年7月は半自動売買で

もう裁量取引に期待するのはやめた。2021年7月は半自動売買で

7月はもう下落をねらう裁量取引に期待をかけるのはやめます。

6月の市場の動きを見て思ったのですが、かなり金融引き締めが相場に織り込まれてきており、ここからの大きな変動は、よほど大きなシナリオの変化がなければ起きないような気がしているからです。
おそらく、コロナ禍からの経済回復も、月によって進展の大小はあるかと思いますが、大筋の回復基調は変わらないため、結果によって大きく市場が動くことは少ないでしょう。

なので、あとはトライオートETFの自動売買の設定にまかせます。

自動売買の設定も見直しています。

ナスダック100トリプル(TQQQ)の120ドル突破を受け、設定変更をしました

ちょうど6月下旬にTQQQの価格が120ドルを突破しそうになったため、設定を見直しました。
ポイントは以下のとおりです。

トライオートETFの新しい設定のポイント
  • 111ドル以上は、利幅5ドルを中心に利幅4~7ドルの複数の設定を走らせる
  • 110ドル以下は、まず自動決済されない「広すぎる」利幅で固定

それぞれの設定のねらいは次のとおりです。

利幅5ドルを中心に利幅4~7ドルの複数の設定を走らせる(TQQQ=111ドル以上の設定)

これまでの設定では、利幅4ドルの設定を多くしていましたが、TQQQの上昇にあわせ、中心とする利幅も5ドルに上げました。

2021年に入ってから、TQQQはだいたい100ドルあたりを行ったり来たりしていましたが、120ドルが価格の中心になるとすると20%基準価格が上がったことになります。

本家ナスダック100(QQQ)の3倍の値動きになるように設定されたTQQQでは、基準となるTQQQの価格によって変動幅が以下のように変わります。

TQQQの価格に応じた値動きの大きさの違い
  • TQQQが100ドルのとき: 100ドル✕1.2%✕3倍=3.6ドルの上昇
  • TQQQが120ドルのとき: 120ドル✕1.2%✕3倍=4.32ドルの上昇

 1.2%は過去5年のナスダック100の1日の最大変動率の中央値

TQQQの値動きで言うと、1ドル近く上昇しやすくなっているといえます。
実際、TQQQの価格が上がってきた4月以降は、5ドルの利幅が4ドルの成績を上回る週が増えてきています。

そのため、TQQQの120ドル突破を機に、利幅の基準になる価格も見直し、4ドル→5ドルとしました。

利幅はまず自動決済されないように広~く固定(TQQQ=110ドル以下の設定)

この設定を作るにあたって、自問自答しました。

「いったい私はどんなとき、裁量取引のポジションを持ちたくなるだろうか?」

やっぱり全然こりてないなお前

ここしばらくのTQQQのチャートをあれこれと見返した結果、「直近の価格から10ドル以上下落したとき」という結論に至りました。

これを自動売買の設定にあてはめるにあたっては、「120ドルの中心価格に対し、110ドル以下のポジションはまず自動で決済されないようにすればいいのでは」と考え、自動決済されないだけの広すぎる利幅をとった設定を110ドル以下に配備していくことにしました。
具体的には、とりあず71ドル~110ドルのあいだに利幅60ドルの設定を敷き詰めています。

これでいままでのように下落を待ち構えていなくても、トライオートETFが下落時に勝手に疑似裁量取引的なポジションを取得してくれるようになります。

あとは「そのうちきっと上がる」TQQQの価格が再び戻ってきたときにぽちぽちと手動で決済をして、取れるだけの利幅を取ればいいだけです。

こうしてトライ「セミ」オートETFが誕生しました。

「広すぎる」利幅の設定方法

通常、トライオートETFの利確幅は、自動売買を設定するレンジが最大値となります。
たとえば、30ドルのレンジに自動売買を設定するなら、最大で設定できる利確幅も30ドルになります。

それでは、トライ「セミ」オートETFの利確幅60ドルはどのように設定したのでしょうか?
71ドル~110ドルの40ドルのレンジの設定なら、最大の利確幅も40ドルのはず…。

答えは簡単。
最初に60ドル分のレンジで自動売買の組み、60ドルの利確幅に設定したうえで、不要な20ドル分の注文をひとつひとつ手動で停止していっただけです。
これで必要な40ドルのレンジ内に、利確幅60ドル注文を残すことができます。

この変則的な設定がどれだけ機能するかはこれから実地で検証です。
うまくいきますように。

それではまた来月ー(・ω・)ノシ

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