2021年5月より、これまで最強を誇っていたVisa LINE Payクレジットカードの還元率が低下しました。
この3.0%から2.0%への還元率低下によって、2021年5月以降はVisa LINE Payクレジットカードは必ずしも「最強」ではなくなります。
この記事では、そんな2021年5月以降にもおすすめできる決済手段を、「本当にお得なものだけ」厳選して紹介します。
あとは、時期的にも近いので、2021年2月のKyashカードの改悪後に何を使えばいいか迷っている人の参考にもなると思います。
ぜひ、お得生活にお役立てください。
Visa LINE Payクレジットカードから乗り換えるべき?おすすめ決済方法4選
まず先に全体像を説明します。
2021年5月以降の最もお得な支払い方法は、買い物のシチュエーションに応じ、4つに分かれます。
それぞれ主に使える場所や、おすすめ度を下記にまとめました。
「全部を取り入れるのは面倒」と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、生活スタイルに応じ、ご自身の優先順位の高いものから取り入れてみてください。
なお、「おすすめ度」は還元率の高さと使える場所の多さに応じてランキングにしています。
決済方法 | 還元率 | 使える場所 | おすすめポイント | おすすめ度 |
エポスゴールド ✕ 6gramリアルカード |
2.5% |
・Visaが使えるほとんどのお店 |
・特典盛り沢山のエポスゴールドは無料で作る方法あり |
No.1 |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス | 3.0% | ・QUICPayが使える実店舗 |
・実はいろいろな場所で使えるQUICPay |
No.2 |
Visa LINE Payクレジットカード | 2.0% | ・Visaが使えればどこでも | ・使い勝手+高還元率で、未保有ならまずおすすめ ・d払いとの組み合わせで還元率の底上げも可 |
No.3 |
Tカード Prime ✕ au PAY プリペイドカード |
2.0% | ・マスターカードが使えればほぼどこでも |
・6gramリアルカードは発行せず、Tポイント、Pontaポイントをためている、という方向け |
No.4 |
以下では、おすすめ度の高いものから、ひとつずつ紹介していきます。
【おすすめ度No.1】全人類が持つべきハイスペック、エポスゴールド ✕ 6gramリアルカード
まずおすすめはエポスゴールドです。
6gramというプリペイドカードとの組み合わせで、還元率は2.5%になります。
この決済方法のおすすめポイントは、Visa LINE Payカードを超えることになる高い還元率はもとより、エポスゴールドの特典の多さにもあります。
もともとエポスカードは、様々なお店で割引や特典が受けられることで有名なカードです。
これがエポスゴールドになると、特典がさらに強化されるほか、国内空港ラウンジが使えたり、海外旅行時の傷害・治療保険がカード自動付帯のものでほぼまかなえたりと、特に旅行時にうれしいカードになります。
「ゴールドカード」と聞くと気になるのは年会費ですが、なんとこのカード、無料で持つことができます。
特典が多く、年会費は無料と、まさに全人類が持つべき優れたカードです。
無料のエポスゴールドの作り方は、以下の記事で解説しています。
同じ方法でみなさんも年会費無料のエポスゴールドを手に入れてください。
(年会費無料エポスゴールドのインビテーションを受け取った私の実体験です)
決済方法の説明に戻ると、エポスゴールドを使った還元率2.5%は、以下のように実現します。
6gramからは、モバイルSuicaへのチャージができるため、モバイルSuica利用時の還元率を間接的に2.5%にすることができます。
また、支払い方法にJCBを選択できるところであれば、6gramはほとんどどこでも利用でき、たとえば所得税や住民税なども、別途手数料はかかりますが、2.5%の還元率で納付できてしまいます。
ちなみに、上記のモバイルSuicaチャージと税金の支払いは、Visa LINE Payクレジットカードでのポイント付与が制限されていますので、その弱点を補完する意味でも、エポスゴールド ✕ 6gramはおすすめです。
▷年会費無料のエポスゴールド入手は、まず年会費無料のエポスカードを発行するところからついにリアルカードが誕生、これで6gramに死角なし
なお、6gramは長らくスマホ上に発行されるバーチャルカードのみの存在で、実店舗での使用は制限されていました。
しかし、2021年6月、ついに6gramに物理カード(リアルカード)が誕生したことで、実店舗を含め、ほとんどの場所で高い還元率を享受することができるようになりました。
ちなみに、6gramリアルカードは、年会費は不要なものの、発行手数料は600円です。
今回、ご紹介する決済手段のうち、実店舗でも使える「Visa LINE Payクレジットカード」または「Tカード Prime ✕ au PAY プリペイドカード」との還元率の差0.5%から逆算すると、12万円の決済で発行手数料はペイできます。
エポスゴールド ✕ 6gramの2つの弱点
いいことづくめの支払い方法ですが、弱点が2つあります。
エポスゴールド ✕ 6gramの弱点① 海外での利用
1つめの弱点は、海外での利用です。
これには海外サイトでの利用も含まれ、海外利用時の手数料が3.0%と高めです。
一般的なクレジットカードの海外手数料は1.6~2.5%ですから、海外での利用はおすすめとは言えません。
国外での買い物には、Visa LINE Payクレジットカードを使いましょう。
(Visa LINE Payクレジットカードの海外利用手数料は2.2%)
エポスゴールド ✕ 6gramの弱点② 一部の支払いに非対応
2つめは、一部の料金の支払いに対応していない点です。
6gramはプリペイドカードのため、下記のような支払いができません。
本人認証(3Dセキュア)の必要な加盟店/プリペイドカードや電子マネーへのチャージ/定期購買(ファンクラブ会費・ニュース配信サイト等)/公共料金(電気・ガス・水道料金等)/保険料のお支払い/ガソリンスタンド/宿泊施設(ホテル・旅館等)/高速道路・有料道路料金/機内販売/特急券
6gram 「ご利用可能なお店に関して(オンライン)」
ただ、通信料や公共料金など、エポスゴールドで3つまで登録できる「ポイントアップショップ」に指定できるところも多いので、主要なものからエポスゴールドに登録して、お得に使いこなしてください。
エポスゴールド ✕ 6gramのポイントまとめ
以下でここまでのポイントをまとめます。
6gramの発行が既存ユーザーからの招待制になっているのが難点ですが、必要でしたら招待を送らせていただきますので、ご連絡ください。
【おすすめ度No.2】還元率最高のセゾンパール・アメリカン・エキスプレス
還元率という点でおすすめは、セゾンパール・アメリカン・エキスプレスです。
QUICPay利用時、という制限はありますが、3.0%の還元率は文句なしに最高といえます。
ただ実はQUICPayが使える店舗数は、各種電子マネーの中でも最高クラスのため、いろいろなお店で3.0%の還元率を受けられ、エポスゴールド ✕ 6gramのサブカードにも最適です。
私もQUICPayが使えるお店は、すべてこのカードで支払いを行っています。
ちなみに、セゾンパール・アメックスのデジタルカードは、最短5分でアプリ上に発行されるため、すぐにでも最高の還元率を手に入れることができます。
デジタルカードでカード発行手続きをした場合、後日、セキュリティ性の高いナンバーレスカードが実店舗での利用用に送られてきます。
なお、セゾンパール・アメックスの初年度の年会費は無料で、1回でも利用すれば翌年度も年会費無料になります。
また、セゾンのアメックスカードは「30%キャッシュバック」など独自のお得なキャンペーンが多く、一枚は持っておいても損はないカードだと言えます。
▷セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(現在、8,000円相当がもらえる入会キャンペーン中)QUICPayが使える場所など、セゾンパール・アメリカン・エキスプレスの詳細記事はこちら↓
【おすすめ度No.3】乗り換えは待った! まだまだお得なVisa LINE Payクレジットカード
還元率が低下するとはいえ、Visa LINE Payクレジットカードの還元率2.0%はまだまだ非常にお得です。
公共料金など継続性のある支払いや、海外での買い物といった6gramが不得意とする支払いを補う存在として大事に持っておきましょう。
乗り換えるのはまだ早いです。
実店舗を含め「どこで使っても2.0%還元」(※)なので、「6gramのリアルカードを600円払って作るのもなー」とためらわれる方は、このカードを作っておきましょう。
▷Visa LINE Payクレジットカードの入会はこちらから
電子マネー・プリペイドカード・Walletサービス等へのチャージ(WAON,Edy,Suica,PASMO,Kyash等)/金融商品の購入(投資信託、証券等)/税金/保険において、1回あたりの支払につき5万円を超える分/国民年金保険料/寄付/年会費(クレジットカード年会費、ETC年会費等)/手数料(リボ払い・分割払い手数料等)/キャッシング/その他、当カードの利用において指定するポイント対象外の商品/サービス
d払いとの組み合わせでVisa LINE Payカードの還元率がさらにアップ
Visa LINE Payクレジットカードをd払いに設定することで、d払いで得られるdポイントを加えて、還元率をさらに上乗せすることができます。
なお、Visa LINE Payクレジットカードを設定したd払いの決済では、d払いで行われるキャンペーンの対象外となってしまうことがありますので、ご注意ください。
d払いが使えるお店などについては、以下の記事も参考にしてください。
ただ、Visa LINE Payクレジットカードの2.0%の還元率は、いまのところ2022年4月末までの期間限定となるようです。
そのため、いつでも乗り換えられるように、次から紹介していく別の決済手段も準備されることをおすすめします。
【おすすめ度No.4】好みのポイント次第では、Tカード Prime ✕ au PAY プリペイドカードもあり
Tカード Primeとau PAY プリペイドカードの組み合わせによる還元率は2.0%と、Visa LINE Payクレジットカードと変わりません。
ですが、もらえるポイントが異なります。
ためているポイント次第では、この組み合わせへの乗り換えも検討の価値は十分ありです。
日曜日のみポイント還元率が1.5%になるTカード Primeの特性を利用し、1.5%の還元率を温存したau PAY プリペイドカード使用時にも0.5%のポイントを重ね取りする方法です。
マスターカードブランドのau PAYクレジットカードは、クレジットカードとほとんど同じ感覚で使うことができますので、ネット、実店舗と使う場所を選びません。
ただし、プリペイドカードの例にもれず、海外利用時の手数料は4.0%と激高なので、海外旅行時、海外サイトの利用時はVisa LINE Payクレジットカードを使いましょう。
また、一部の支払いにい対応していない点も、6gramなど他のプリペイドカードと同様です。
Tカード Prime ✕ au PAY プリペイドのポイントの使い道や、その他のメリット
同じ還元率でも、Visa LINE Payクレジットカードとは貯まるポイントが異なります。
Visa LINE PayクレジットカードでたまるLINEポイントの使い道は、LINEのサービス内に限られており、ポイントの価値もほぼ1ポイント=1円です。
一方、Tカード PrimeでたまるTポイントは、ウェルシア薬局で毎月20日に1.5倍で使えたり(いわゆるウェル活)、ANAマイルなど様々なポイントに交換できます。
また、au PAY プリペイドでたまるPontaポイントも、年1回20%増量で交換できるJALマイルなど交換先は幅広く、ローソンのお試し引換券で使えばポイントの価値を2倍以上にもすることができます。
そのほか、Tカード Primeは、年会費実質無料のカードにしては海外旅行保険が充実しており、たとえばエポスゴールドとの2枚持ちで旅の安心を増やしてくれます。
また、au PAYプリペイドカードとau PAY(コード決済)はチャージ残高を共有して使えるので、大型キャンペーンが多いau PAYをさらにお得なものにすることができます。
もちろん、au PAYを使ったときにも0.5%のPontaポイントがたまります。
「LINEポイントより、TポイントやPontaポイントのほうがうれしいな」という方は、この組み合わせに乗り換えてみてください。
▷Tカード Prime(2021年9月までのへの入会で最大7,000ポイント還元中)
▷au PAY プリペイドカードの申込みはこちらから
TカードPrime ✕ au PAY プリペイドカードについては、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ:2022年の支払いは、最もお得なこの4つから
以上、Visa LINE Payクレジットカードの還元率低下後のおすすめ決済方法4選でした。
2021年5月に還元率が低下するとはいえ、Visa LINE Payクレジットカードの還元率2.0%はまだまだ高く、乗り換えるにはもったいないカードです。
とはいえ、Visa LINE Payクレジットカードの還元率の低下により、もっとお得な方法が出てきたことも事実です。
この記事では、本当にお得になるものだけを紹介していますので、ご自身が気になったものから取り入れて、賢く使い分けてみてください。
きっと損はさせませんよ。
それでは、またお得な情報でお会いしましょう!